ごうごう

彼　のまえで（正確にはディスプレイの前で）こんなに泣くのはひさしぶりのことで（もしかしたらはじめてかもしれない）、そしてこんなにごうごうと泣いたのもひさしぶりだったような気がする。

情けないんだかさみしいんだか苦しいんだか愛しいんだか、よくわからないけど泣いた。

今朝からポテトチップスとパンしか食べていないからか、手足が痙攣したように震えて、しまいにはしびれてきた。
それでも涙は、とまらなかった。

みっともないみっともないみっともない

こうやって痛みを撒き散らしたって、問題はなにひとつ解決しない。
しきりに酸素をほしがる体を必死でセーブして、歯を食いしばる。
ちくしょう。

みんなにはちゃんとだいじょうぶだって言おう。
ほんとうにみっともない。
両親には元気だよって言おう。
嘘をついてでも、わたしは彼らに笑っていてほしいのだ。

悔しくて死にそう。